最近、ヘッドプレートやロゼッタに使う目的で仕入れた銘木のご紹介です。
言うまでもなく、これら全て、無着色の自然の色、模様です。
できれば、これらの色をそのまま再現したいのですが、塗装の過程で、いわゆる「濡れ色」と呼ばれる
少し濃い色となってしまうため、それを考慮してデザインする必要があります。
①イエローハート
ブラジル、アマゾン下流域が主産地のミカン科の広葉樹。家具や柄等に使用されているようです。
②ウォールナット
アメリカが主産地のクルミ科の広葉樹。高級家具などに使われていますが、ご存知の方も多いと思います。
③ピンクアイボリー
南アフリカが主産地の、クロウメモドキ科の希少材で、とても高価です。ピンクの象牙とも言われています。
④ビーフウッド
主産地はオーストラリア。ヤマモガシ科。独特の木目を形容して、レースウッド、シャークウッドなどとも呼ばれています。
⑤ブビンガ
アフリカ原産、マメ科の広葉樹。近年和太鼓の胴などに利用されているようです。
⑥パープルハート
メコシコからブラジル南部の熱帯に分布するマメ科の広葉樹。バイオレットウッドとも呼ばれ、織物の染料なども抽出できるようです。
⑦縞黒檀
インドネシア、タイ、ミャンマー等が産地の、カキノキ科の広葉樹。Phi Guitars標準品の、ヘッドプレートやロゴマーク(φの文字)に使用しています。
⑧アフリカンパドウク
アフリカ産マメ科の広葉樹。Phi Guitars標準品の,ヘッドプレートや月桂樹のロゼッタに使用しています。スプルース(TOP板)に嵌め込んでサンディングすると赤い粉がスプルースの繊維に入り込んで取れなくなり、意外と加工に苦労する木材です。
それにしても、世界には美しい銘木が沢山あるものです・・・。